2023.07.28
インフルエンサーになりたい人が避けるべきNG行動7選!

インフルエンサーとして活躍するならやらなければならないことと、これだけはやってはならないことがあります。
この絶対ににやってはいけないことを行うとフォロワーが全く伸びなくなってしまいますし、アカウントがBANされてしまうリスクもあります。

PRとフォロワー増加でやってしまうこと

今回はNGな行動をまとめます。

1. ツールを導入する

いいね、フォローなどを自動的に行ってしまうツールを導入するのは、一見こちらからアクションができ、フォロワーが獲得できるアクションのように見えがちです。

しかしアルゴリズムは興味関心に紐づいて投稿が外部にリーチするようになるので無関係のユーザーに対していいね、フォローなどを行なってしまうツールを導入してしまうと一気にアカウントの価値が低いとアルゴリズムに認識されてしまいます。

そのため、ツールを導入するのはお勧めしません。

2. #PRを使用する

PRを実施した際に #PRを使用してしまった方も多いのではないでしょうか?
キャスティング代理店からこのように指示を受けるケースも非常に多く見受けられます。
※私のアカウントでも多く依頼があります…

しかし、やってはいけない行為の一つで、Meta社が公式に使用しないようセミナーで話していたりしているほどです。
Creatorsという公式が運用しているアカウントではこのように言及されています。

こちらもInstagaramのアルゴリズムに基づいて設定されているもので、#PRを使用することによって、Intarestの部分がペナルティを被ってしまう可能性が多分にあります。
Instagramの詳しいアルゴリズムについてはこちらの記事で紹介しているため、興味がある方はご覧ください。

代わりにタイアップ投稿として実施するなどといった対応が求められており、キャスティング代理店から#PRをつけるよう依頼があった際にはインフルエンサー側から使用せず、タイアップ投稿にしていただく旨の連絡を行うようにしましょう。

3. ステルスマーケティングをしない

自身がSNSマーケターとして活動する上で一つ忘れてはならない大原則があります。
それは、あなたが提供する情報の透明性です。

「インフルエンサーが自発的に見つけ出し紹介した製品」というイメージは魅力的なものです。
実際に自発的に見つけ出した商品とPRだと購買への効果は非常に異なります。

そのためハッシュタグ「#PR」を付けずに製品を紹介する企業も存在します。

しかし、その行為はステルスマーケティング(ステマ)と呼ばれ、あなたの信頼と信用を損ねる危険な行為です。

ステマ(ステルスマーケティング)とは、企業から報酬をもらって製品のPRを依頼されているにもかかわらず、そのことを隠し、「良いものを見つけた」とあたかも自然に製品を見つけたように宣伝をしてフォロワーにウソをつく行為です。

ステルスマーケティングが発覚すれば、炎上の危険性だけでなく、フォロワーからの信頼を失い、社会的信用も失う可能性があります。
関与する企業にとってもブランド毀損となる重大な事態に繋がりますし、あなた自身のアカウントも閉鎖に追い込まれるかもしれません。

そのような事態を防ぐためには、企業からステマを行うような依頼があった場合、「PRであることを明示させていただきます」という立場を明確に伝えることが重要です。
もし企業がその提案を拒否した場合、そのPR案件は受けるべきではありません。

あなた自身のブランドを長期的に成長させ、信頼を維持するためにも、これらの原則をしっかりと理解し、心に刻んでください。

また、多くのSNSでは、広告主とインフルエンサーの関係性を明示する機能が提供されています(例えば、Instagramの「タイアップ投稿タグ」など)。

これらの機能を活用し、あなたとフォロワー、そして企業との間の透明性を保つことで、ステマを防止し、信頼の維持に効果的です。これからインフルエンサーとしての活動を展開するあなたにとって、これらの知識と原則が成功への鍵となるでしょう。

4. フォロワー購入をしない

フォロワー購入はこれまでの努力を全て無に帰す行為なので、行ってはいけないものです。
前述もしていたアルゴリズムで、Relationshipを毀損する行為になります。

投稿のリーチはエンゲージメントレートと呼ばれる、いいね、保存の数によって生まれるもので、フォロワーのうちどのくらいの人がいいねしてくれたのかなどが必要になります。

例えば

同じ500いいねでも、1,000フォロワーと10,000フォロワーでは1,000フォロワーの方が外部にリーチできる可能性が高くなります。

また、今はツールも発展しているので、フォロワー購入をしたかどうかは見破られてしまいます。

もちろん、フォロワー購入をしているようなインフルエンサーの場合、投稿が外部にリーチしにくいのはSNSマーケティングに携わっている人間なら誰しも知っていることなので、今後キャスティング代理店に起用される可能性を著しく下げる行為になります。

フォロワーを購入した瞬間アカウントの質が低下してしまうということです。

また、フォロワー購入はInstagramの公式ポリシーにも違反していて、対処をする旨を公式発表でなされています。

詳しくはこちらの記事からご覧ください。

5. ネガティブなコメントに反応しない

ネガティブなコメントに反応することはアカウントのアルゴリズムにとっていい影響と悪い影響2つある諸刃の刃のような行為といえます。
いい影響はネガティブなコメントに反応することでそのコメントに対しての賛否両論が起き、コメント数が増えることが示唆されます。
コメント数が増えることで、投稿のシグナルが貯まるので投稿が外部にリーチしやすくなります。

一方、悪い影響ですが、炎上的な伸ばし方になるためアカウントのコンセプトによっては今後のリーチ数拡大に影響が出るということです。

一般的なアカウントを運用する場合後者の影響が強くなることが予想されますので避けた方がいいでしょう。

信用を損なわないようにすること

1. フォロワーの信用を薄なうことをしてはいけない

企業からのPR依頼があると、その喜びは言葉にできません。

しかしその一方で、受けるべきか否かを判断する際には、次の2つのポイントを考慮する必要があります。

  • 自分のイメージや世界観にマッチしているか。
  • 依頼されている商品やサービスを心から推奨できるか。

報酬を優先し、結果的に自分のブランドイメージから外れる商品を紹介することで、フォロワーにお金に走ったと思われてしまうことで、今後紹介する商品を購入してもらえなくなってしまいます。

自身が心底信じることができない商品やサービスをフォロワーに紹介することも同様です。
フォロワーを失うことのみならず、今後の収益に影響してしまいます。

心から推奨できない商品のPR依頼が来た場合、その依頼を断った方がいいです。
一度断ったからといって、二度とその企業からの依頼がないわけではありません。

2. 偽りの情報を発信しない

当たり前のようですが、できない人が多いのがこの項目です。
自身では偽りの情報を発信しているつもりはなくても、実は嘘の情報を発信していたという事態になってしまう可能性があります。

インフルエンサーは自身の発信が大人数に届くことを意識する必要があるのですがそのことを認識していない人も少なくありません。
自身が発信するジャンルのみならず際どい発言になりそうな際にはファクトチェックを行うようにしましょう。

偽りの情報を発信してしまった場合、信用の喪失にもつながりますし、炎上のリスクさえあります。
誤った情報を発信してしまった後は適切に謝罪をするなど適切な処置を行いましょう。

2. 法律を破らない

インフルエンサーとしてPR活動を行う際には、法律の遵守が求められます。必ず関連法令を把握し、守りましょう。

例えば、

  • PR対象の製品を過大にアピールする(優良誤認)
  • 「限定セール」や「特別価格」を宣伝しながら、実際には年間通して同じ価格で販売している(有利誤認)

などの行為も、「景品表示法」に違反します。

化粧品、サプリメント、健康食品、医療エステなどについて発信する際は、「薬事法」(現在は「薬機法」)に基づき、

  • 「●●に効果がある」や「●●を治す」

などの表現が規制されています。

消費者を欺く行為は、意図せずとも信頼を損ねる結果に繋がります。
これらは依頼元の企業が配慮不足である可能性がある一方で、「知らなかった」という言い訳は許されません。

何よりも、大切なフォロワーを裏切ることになります。
自己保身とフォロワーとの信頼関係維持のためにも、自身の活動ジャンルに関連する法律の基礎知識は習得しておきましょう。

景品表示法の基礎▼

事例でわかる景品表示法 不当景品類及び不当表示防止法ガイドブック|消費者庁

まとめ

今回の記事ではインフルエンサーになりたい人が行ってはいけないNG行為をまとめました。
これらの行動を行なってしまうと最悪の場合アカウントが死んでしまう可能性まであります。

これらの行動は必ず避けるようにしましょう。

この記事を元に、アカウントが最悪の状態にならないようインフルエンサー活動を進めてください。