【Instagram運用代行】自由診療クリニックの月間来院数を6ヶ月で500→900に伸ばした運用設計

結論

  • 月間来院数が 500 → 900(6ヶ月)。伸ばしたのは投稿の本数ではなく、来院前の不安を減らす情報の量でした
  • 効果を見せる表現が使えない業種のため、切り口を「症例」から「人と過程」へ移したことが分岐点です
  • 再現に必要なのはセンスではなく、投稿前チェックの仕組み院内で撮影が回る体制の2つです

相談を受けたときの状況

都内の自由診療クリニックです。ご相談時点の月間来院数は約500。広告からの流入が中心で、SNSはアカウントこそあるものの、更新が止まりがちという状態でした。

投稿されていたのは、施術メニューの紹介と料金の告知が中心。院内でも「何を出せばいいか分からない」という声が出ていました。

何が問題だったか

表面的な課題は「投稿が続かない」ことでしたが、原因はその手前にありました。

医療広告のルール上、最も見せたいもの(施術の結果)が出せない。その結果、出せる素材が料金とメニュー名しか残らず、投稿が単調になり、続かなくなっていました。

つまり「ネタが無い」のではなく、ネタの探し方が規制と噛み合っていなかったのが構造上の問題です。

やったこと(3つ)

1. 発信の軸を「症例」から「人と過程」へ移した

誰が診るのか、初診当日は何がどの順で進むのか、所要時間はどれくらいか、痛みや腫れの説明はどうなっているか。結果ではなく、来院までの体験を見せる設計に変えました。

効果を約束する表現は使いません。それでも「ここなら聞いてみよう」という判断材料は十分に作れます。

2. 投稿前チェックを仕組みにした

NG表現の基準を文書化し、制作者とは別の担当者が公開前に確認する工程を契約に入れました。医療側が確認する日数も決めています。

当社の投稿前チェックで最も多く止まるのは「効果を断定する言い方」です。悪意があって書かれるものではなく、良さを伝えようとした結果として自然に出てきます。だからこそ、書く人の注意力ではなく仕組みで止める必要があります。

3. 撮影を診療の流れに組み込んだ

撮影日を別に設けるのではなく、診療前後の短い時間に収まる形にしました。1回あたり数十秒で終わる単位に分解し、スタッフが交代で担当できるようにしています。

結果

指標BeforeAfter期間
月間来院数約500約9006ヶ月

数字は当該クリニックでの実績であり、同じ施策が他院で同じ結果になることを示すものではありません。

なぜ効いたのか

ここが本記事で最もお伝えしたい部分です。3点あります。

① 規制を「制約」ではなく「切り口の指定」として扱った

効果を見せられないという制約は、裏を返せば「効果以外で選ばれる理由を作れ」という指定です。来院を迷っている人が実際に気にしているのは、効果の大小より「怖くないか」「誰にされるのか」「いくらかかるのか」でした。制約と読者の関心が、実はほとんど重なっていました。

② 投稿が止まらなくなった理由は、ネタではなく判断コスト

基準書を作ったことで、スタッフが「これは出していいか」を毎回考えなくてよくなりました。止まる原因は忙しさではなく、判断のたびに発生する心理的な負荷です。ここを外したことで頻度が安定しました。

③ 見る指標を来院に近いものへ変えた

フォロワー数ではなく、プロフィールへのアクセス数と予約導線のタップ数を追いました。加えて受付で「SNSを見たか」を口頭で確認してもらいました。数字の突き合わせより確実で、院内の納得感も上がります。

同じ業界の方へ:確認してほしい5点

□ 発信の軸が「症例」以外に用意されているか
□ NG表現の基準書が文書で存在するか(口頭運用は担当者が替わると再現しない)
□ 公開前に医療側が確認する工程が、日数まで決まっているか
□ 撮影が診療の流れの中に収まっているか(別枠にすると止まる)
□ 追う指標が来院に近いものになっているか

個別の投稿が医療広告の規制に該当するかどうかの最終的な判断は、各医療機関と所轄の行政庁に委ねられます。本記事は運用設計の記録であり、法的な助言ではありません。

自院で同じ形が組めるか知りたいという段階でも構いません。初回のオンラインヒアリングは無料です。→ お問い合わせ

よくある質問

うちの規模でも同じことはできますか

体制よりも、投稿前チェックを誰がするかが決まっているかが要点です。院内で1人でも確認役を置ければ形になります。

顔出しができないスタッフが多いのですが

手元・後ろ姿・声のみでも成立します。実際に、顔を出さずに運用しているクリニックもあります。

広告をやめても大丈夫ですか

この事例では広告を止めていません。SNSは広告の代替ではなく、来院前の不安を減らす役割として並走させています。

外注先を選ぶときの基準を知りたいです

医療分野に限った見極め方は クリニックのSNS外注先の見極め方、業種を問わない基準は SNS運用代行の選び方 にまとめています。

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