Instagramはただの写真共有アプリではありません。
現代のビジネスにおいて、これは飲食店の集客ツールとして絶大な影響力を持っています。
しかし、なぜそこまでの力を発揮するのか。その理由を理解すれば、Instagramを活用する道筋が見えてきます。
Z世代の消費者たちは、新しいお店を見つけるためにInstagramを頻繁に利用しています。
美味しそうな写真や動画、口コミ、評価が一目でわかるため、Instagramは飲食店選びにおける重要なツールになっているのです。
本記事ではインスタグラムの集客をなぜすべきなのかと、簡単なTipsをまとめました。
より詳細に知りたい方用の記事も用意しておりますので最後までご覧ください。
飲食店・実店舗がInstagramを集客に使う理由
では飲食店がInstagramを集客に「使わないといけない」理由について解説をいたします。
若者のぐるなび離れが顕著
まず以下の表をご覧ください。
半年間で飲食店を探すときに10代が最も利用しているサービス(n=318)
参照元:若者のぐるなび離れ鮮明 インスタ、Googleマップが第二勢力
若者を自分の店に引き寄せるためには、「グルメサイトからの離れ方」等、若い世代の特性をうまく理解して対応することが重要です。
先のグラフからもわかるように、若者がお店を探す際の参照先として「インスタグラム」や「Googleマップ(マイビジネス)」が非常に重要となっています。これらのサービスを活用することが求められます。
・インスタグラム
ビジネスアカウントを設立し、「#渋谷グルメ」などのハッシュタグ付きで投稿を行うこと、またインスタグラム特典(フォローや店名付きの投稿で特定の割引を提供する等)を導入することが有効です。
・Googleマップ(マイビジネス)
営業時間、メニュー、写真などの情報を充実させること、定期的な投稿を行うこと、口コミへの反応を行うことが重要となります。
若い世代は、「実際にお店を訪れた人々の口コミや写真」を重視してお店を選ぶ傾向があります。
そのため、こういったリアルな意見を提供する媒体で、自店の魅力が正しく伝わっているかを常に考慮しましょう。
この情報を起点に、Instagramを有効活用するメリットを述べています。
Instagramから検索もされる
ググるよりタグる時代。タグるよりタブる時代。と言われているのが今の時代。
商品やサービスを購入する際にSNSを参考にする人の割合は年々増しています。
今や、SNSが情報収集の「メイン」媒体になってきています。
自社のサイトを運用して情報を蓄積するより、Googleの口コミを蓄積するよりもSNS上に自社の情報を流す方が重要な時代に変わってきているのです。
特にInstagramではハッシュタグや発見タブによって「検索」や「ターゲティング」の側面も持ち、投稿から3ヶ月経っても見つけられ、購入に進むケースが数多く見受けられます。
自社の発信やインフルエンサーの投稿は投稿時のバズだけでなく、残存効果も発揮し、より効果を発揮するようになりました。
集客には口コミが信用される
口コミは専門用語では「UGC」と言われます。
UGCは、ユーザーの手によって制作・生成されたコンテンツの総称です。Instagramの場合はお客様のフィード投稿やリール投稿のことを指します。
UGCは以下の効果を発揮します。
横浜国立大学の鶴見裕之による論文では以下のように述べています。
「ツイート数が販売実績と生の有意な関係を有している」とある。
SNS上で口コミが増えることで売り上げが上がるとUGCと売り上げの相関関係があることがわかりました。
海外の企業の研究によるとクチコミを増やすことによって、自社の投稿より、9.8倍の売り上げ向上に結びつきます。
その上、HIbbett Sportsの研究によるとUGCはウェブサイトの訪問者のリピートを2倍にし、CosnovaではUGCギャラリーを使用することでコンバージョンが30%増加したとあります。
このようにUGCはウェブサイトの成果をあげる効果も持ち合わせています。
参照元:商品に関するTwitter上のコミュニケーションと 販売実績の関連性分析
参照元:Consumer & Marketer Perspectives on Content in the Digital Age
参照元:Hibbett Sports doubles visitor return rates with UGC
参照元:Cosnova sees a 30% increase in conversions after implementing UGC gallery
弊社の運用代行では、実店舗特有のInstagramの運用代行を実施しており、Instagramのハッシュタグを育成することから、Googleの口コミを醸成させるところまでサポートさせていただいております。
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視覚からアプローチができる
インスタグラムは、写真や動画を主体としたSNSですので、口からあふれ出すような肉汁、つややかな脂の輝き、熱々の湯気といった料理の生々しい魅力を、視覚を通じて強烈に伝えることができます。
「インスタ映え」を意識した写真撮影だけでも、ユーザーの関心を引くことができます。
飲食店の魅力を伝えるためのツールとして、その効果は絶大です。
リール投稿によってこの傾向はより増加しており、視覚的な効果をさらに強調することが可能になっています。
もちろんただ投稿すればいいというわけではないかつ、カメラを勉強していないかたが写真撮影をしてもおしゃれに見えない投稿ばかりになってしまい、むしろマイナスブランディングになることもあります。
そのため、カメラマンを採用したり、撮影代行を入れたりなどが必要になります。
バズれば一気に有名になるチャンスもある
Instagramではインフルエンサーがそのお店の投稿をして一気に人気店になりお店に人が並ぶほどといった成果を得られるケースも多いです。
もし投稿が多くのユーザーに共有され、多くのいいねやコメントを獲得すれば、一気に多くの人々の目に触れる機会を得られます。
これは、一夜にしてお店を有名にするチャンスです。
ただし、バズるためにはクリエイティブなアイデアと投稿の質が求められます。
Instagramでの成功は、見た目だけでなく、背後にあるストーリーや情熱を伝えることでもあるのです。
バズるためにはお店のコンセプトやInstagramで紹介されるだけの商品が必要になります。
どうすればインスタ集客が成功できる?
今回はすぐに取り入れられる簡単なTipsをまとめます。
今回の記事では実店舗をお持ちの方なら汎用的な内容を解説しています。
飲食店集客をInstagramで行う際はこちらの記事も合わせてご覧ください。
まず、ハッシュタグは3~5個まで
飲食店に対する記事を拝見するとハッシュタグをしっかりつけましょう。30個フルでつけましょうと言ったデマが流布されているように見受けられます。
公式の発表ではハッシュタグは3~5個にするように言われています。
ハッシュタグはそこから認知を広げるために行うものではなく、ジャンル認識のために行うもの。
Creatorsというインスタグラムがやっているアカウントによると、適切なハッシュタグを3~5個つけるのが望ましいとされています。
ハッシュタグを多くつけるとマイナスの効果が出てしまいます。
定期的な投稿重要
Instagramのアルゴリズムでは重要な要素が3つあります。
Interest、Relationship、Timelinessです
このTimelinessは「最新の投稿であるか」が大切。
利用者からのTimelinessを獲得するのに必要な要素は以下の通りです。
ただ単に投稿頻度を増やしましょう!といったくらいのものです。
定期的な更新の定義は最低でも3日に1回程度です。
毎日更新なども行えばよりTimelinessの要素を獲得することができます。
リールは必ず実施しましょう
インスタグラムのリール(Reels)機能とは何か、簡単に解説していきます。
インスタグラムのリールとは、2020年8月にリリースされた短尺動画共有サービスです。
リールはインスタグラムは2023年、力を入れている機能の一つですのでハックをできるとかなり効果を発揮します。
リールを導入するメリットは以下の通りです。
- 商品やサービスの紹介に適している!
- 認知拡大につなげやすい!
こちらの記事でリール投稿の目的とアルゴリズムについて紹介しています。
Instagramリール完全ガイド:バズらせる戦略とアルゴリズムテクニック
インフルエンサーを有効活用しよう
最後に、Instagramのインフルエンサーを活用することも考えてみてください。
インフルエンサーは大量のフォロワーを持っていて、その影響力を活用することで、一気に自分の店舗の認知度を上げることが可能です。
インフルエンサーとコラボレーションする際は、自分の店舗や商品がそのインフルエンサーのフォロワーにとって魅力的であることを確認することが大切です。
そして、コラボレーションの内容も工夫が必要です。
例えば、インフルエンサーが自分の店で食事をした様子を投稿してもらうだけでなく、特別メニューや限定イベントなどを企画して、フォロワーにとってもインフルエンサーにとっても魅力的な体験を提供することが大切です。
最後に
これらのアドバイスを参考に、ぜひInstagramでの集客に挑戦してみてください。
成功の鍵は、自分の店舗や商品の魅力を最大限に引き出すこと、そしてそれを効果的に伝えることです。
自社の売上低迷に困っている方はこちらからお問い合わせください。
他のSNS運用代行と違い、口コミを醸成することから商品開発までお手伝いすることができます。
他にも飲食店がやらなければならないことは次の記事に執筆しています。
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