インスタのPR案件とは
インスタのPR案件はインフルエンサーが商品を提供してもらって、フィード投稿やリール投稿にあげることを指します。
企業は自社の商品やサービスを提供してその体験をインフルエンサーに味わってもらい、それをインフルエンサーがインスタに投稿するもらい、リーチや購入してもらう目的があります。
インフルエンサーには、フォロワー数が多いことが求められるイメージがありますが、実際にはフォロワー数が少なくてもPR案件を受けられます。
自身のインスタに投稿するだけで例えばサプリメントやシャンプー、コスメなどの商品を無料で試すことができたり、美容室やネイルサロン、美容クリニックのサービスを受ける機会を得たりするだけでなく、報酬を受け取ることもあります。
PR案件の相場と種類
PRをするに当たって気になるのは報酬ですよね。
インスタのPR案件で得られる報酬は企業によって変わりますが、概ね以下のようなものがあります。
固定報酬:フォロワー数や投稿回数による報酬
固定報酬は、投稿を行うことで金銭をいただくPRの形式です。
通常、フォロワー数に応じて報酬が決まります。
この報酬は「フォロワー単価」と呼ばれ、フォロワー数×1~3円程度が一般的な相場で、フォロワー数が多いほど報酬も高くなるのが特徴でしょうか。
その際心配なのは「フォロワーが少ないと案件を得られないか?」という点です。
実際、フォロワー数が多いほど拡散力が高まるため、案件は受けやすいです。しかし、フォロワー数だけでなく、アクティブユーザー数やエンゲージメント率なども評価基準となりますので、フォロワーが多ければ受けられるというものでもありません。
きちんとした運用を行いフォロワーを増やして、企業から求められる影響力を身につけましょう。
また、フォロワー数に関係なく1投稿あたりの報酬が支払われる企業も存在します。
この場合、報酬の相場は1,000~10,000円ほどです。
固定報酬:フォロワー数に関係ない一律報酬
一部の企業は、インフルエンサーたちに均一な報酬を提供することで、多くの協力者を集める戦略を採用しています。
投稿1回につき一定の金額を支払うこのスタイルは、フォロワー数の確認が不要なため、企業側としては効率的な戦略です。報酬の相場は、1投稿あたり1,000円~30,000円の範囲内に位置することが多いです。
フォロワー数に自信のあるインフルエンサーは損をするように思えるかもしれませんが、「初回は提示された金額でPRを実施し、次回からはフォロワー数に応じた報酬を提案する」といったアプローチが非常に効果的です。
変動報酬:いいね数による計算
一定の期間を設定し、その間に行ったPR投稿のいいね数やエンゲージメント率に応じて、報酬を変動させるスタイルです。
例えば、30日間の計測期間中、1いいねにつき5円という報酬を設定した場合を考えてみましょう。30日後に投稿のいいね数が100なら、500円の報酬が支払われることになります。
そのため、10000いいねを獲得しても50,000円にしかならないので正直この形式で依頼された際は交渉するようにしましょう。
いいね数に対する報酬の相場は、1いいねにつき5円~10円が平均的です。
成果報酬:アフィリエイト型
成果報酬とは、「インスタグラマー経由で売れた商品の一部」が報酬として支払われる、アフィリエイト型と呼ばれるスタイルです。
商品やサービスの価格に応じて、1回の購入に対して数百円~数万円までの報酬が設定されます。
アフィリエイトはフォロワー数より、アカウントコンセプトやどんなユーザーを集めるかによって稼げる額が決まります。
例えば占いアカウントや恋愛系のアカウントは稼ぎやすい等の特徴があります。
また、別の成果報酬方式として投稿に貼ったリンクがクリックされた回数に応じて報酬が支払われるケースもあります。1回のクリックに対して300円~500円ほどの報酬が支払われることが一般的です。
この場合、商品やサービスの購入がなくても報酬がもらえます。
PR案件の選択肢は多様で、フォロワー数だけでなく、独自の魅力やエンゲージメント力が大切な要素です。
あなたのスタイルに合ったPR案件を選びましょう。
PR案件の獲得方法
実際にPRを実施するには案件を獲得する必要がありますが、その手法を解説いたします。
企業からPR案件のスカウトが来るのを待つ
一定のフォロワー数を超えていると企業からdmやコメントでPR案件の打診が来ます。
この場合、担当者から詳しい内容を聞き、実際の案件について投稿内容などすり合わせをしていくことになります。
このケースは成果報酬でお取り組みするケースが多く、そこまでお勧めできるものではありませんが、一番一般的と言えます。
自ら企業にアピールする
企業からの連絡を待つのではなく、自分から気になる商品の企業にアプローチすることも一つの選択肢です。
この方法では、スカウトを待つのではなく、自分から企業にdmを送り、自分を売り込みます。
もちろん返信がなかったり断られたりする可能性もありますので、期待はそこまでしないでおきましょう。
企業がインフルエンサーマーケティングを行っていない場合や自身のアカウントとジャンルがずれていると断られることが多いかもしれませんが、プロフィールを充実させ企業から注目される要素を整えることが大切です。
この時にインサイトデータを提示すると企業も判断しやすくなります。
①ホーム率:投稿がフォロワーのホーム画面で閲覧された割合
②エンゲージメント率:「いいね!」「コメント」「保存」「シェア」の割合
③フォロワー転換率:プロフィールにアクセスしたユーザーのうち、フォローしたユーザーの割合
④プロフィール変換率:投稿からプロフィールにアクセスした割合
特に、エンゲージメント率を重視する企業が増えており、フォロワー数だけでなく日々の投稿の数値を理解しておくことが大切です。
これらの数値を確認し、自分のアカウントの特徴を企業にアピールしましょう。
マッチサービスを利用する
フォロワーがまだまだ少ない場合、インフルエンサーマッチングサイトへの登録も手段の一つでしょう。
インフルエンサーマッチングサイトの中には、フォロワー数が少なくても参加できるものも多くあります。
特段そこまでアカウントのコンセプトなどは決定する必要はありませんし、最低限のフォロワーさえいればお取り組みできますので簡単な手法ではあります。
おすすめのASPはこちらの記事からご覧ください。
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まとめ
インスタPR案件の種類獲得方法、さらに実際のPR投稿のコツをご紹介しました。
自身のアカウントをしっかり運用してエンゲージメントを高めつつ、自分に合ったPR案件から取り組んでいきましょう。
しかし、PR案件に取り組むには最低限フォロワーが必要です。
2万フォロワーほどいると安心でしょう。
その上、きちんとお金を稼ぎたいのであればアカウントコンセプトから明確に設計し、運用する必要があります。
アカウントコンセプトから決定するお手伝いをしておりますので、こちらからお申し込みください。