「TikTokに強いインフルエンサーにPRをお願いしたい…どのくらいお金かかるんだろう？」
「どのようにPRすれば成果が出るインフルエンサーを起用できるんだろう？」
このようにTikTokでPRをすることを検討している人も多いのではないでしょうか？

TikTokで成果を上げるなら、単にフォロワー数が多いからといって依頼するのではなく、自社商品との相性を考えたインフルエンサー選びが重要です。

フォロワー数が少なくても、適切なインフルエンサーであれば効果的なPRが期待できるのです。
今、TikTokは勢いのあるSNSで、全世界で30億回以上のダウンロード数を誇ります。

多くのヒット商品がTikTokから生まれており、特にインフルエンサーとの連携はその効果が高いと知られています。
企業もTikTokを活用するケースが増えているため、競争が激化する中で今がチャンスかもしれません。

インフルエンサーに案件を依頼する際の相場はどれくらいか、どうやって依頼するのかも検討したいとお考えの方もいるでしょう。

本記事では、これらの疑問を解消し、TikTokの企業案件を依頼する際のメリット、デメリットから具体的な方法まで、分かりやすく解説しますので、最後までご覧ください。

まず、TikTokやリールといった短尺動画がどのような成果が生まれるか確認したい人はこちらからDLをお願いします。

TikTokでインフルエンサーにPR依頼する意味は？

TikTokの企業案件とは、フォロワー数が1万人以上を目安とした一定の影響力を持つインフルエンサーに対し、企業が自社の製品やサービスのPRを依頼するものです。

それでは、なぜ多くの企業が今、TikTokを活用しようとしているのでしょうか？
TikTokの特徴は以下に集約されます。

• 全世界のアクティブユーザー数は10億人、日本では約1700万人
• 日本のTikTokユーザーの平均年齢は34歳
• 性別比率は男性55.4%、女性44.6%
• ユーザーの平均年収は600万円以上
• 他のSNSと比較して2倍のコンテンツ投資

2年前は若者が多い印象でしたが、今や日本でも、30代から40代の利用者が急増しています。
多くのインフルエンサーがTikTokに参入しており、今後さらに市場が拡大することが予想されています。

TikTokは、若者向けのショート動画プラットフォームというイメージを超えて、ヒット商品を生む一因となる力強いマーケティングツールと言えるでしょう。

TikTokでPRを依頼するメリット/デメリット

メリット

TikTokのインフルエンサーマーケティングはどのような効果があるのでしょうか？
以下では、TikTokの企業案件を依頼する際のメリットを3つご紹介します。

ターゲティングが容易

影響力を持つインフルエンサーは自らがターゲットとする層を熟知し、そのジャンルやテーマに基づいて投稿を行っています。
適切なTikTokerを選べば、他の広告と比べて細かなターゲティング設定を行う必要がなくなります。

インフルエンサーを通じて、企業のターゲット層へ効率的にアクセスできるのです。
注意点は女性インフルエンサーが女性をターゲットにしていると見せかけて、本当は男性フォロワーが多いケース。

注意深くチェックをし、適切なのかどうかの判断をしましょう。

ユーザー視点からの商品魅力が伝わりやすい

ユーザーはインフルエンサーのTikTok投稿を通じて親近感を抱くことが多く、普通の広告より興味を持ちやすいことが特徴。

また、インフルエンサーが製品を実際に使用して感じたことを率直に発信してもらう工夫もすべきです。
「このインフルエンサーが推しているから、安心して使えるんだろう」
「私も一度試してみたい！」
このように、インフルエンサーを通じてユーザーに製品を使うイメージを抱かせることが可能です。

拡散力が強い

インフルエンサーは大勢のフォロワーを持つことから、製品のPRが効率的に拡散される可能性が高いです。

例えば、10万人のフォロワーを持つインフルエンサーに依頼した場合、少なくとも10万人のユーザーに製品を紹介することができます。
特に、インフルエンサーはTikTokのコンテンツがバズるテクニックを熟知していることが多いため、効果的なPR戦略によって大きな拡散力を発揮します。

もちろんそれだけにとどまらず、そのインフルエンサーに投稿されたという残存効果を残すことができますので、従来の広告と同等以上の成果を出すことも可能です。

デメリット

TikTokでの企業案件PRは、多くのメリットを持つ一方で、デメリットも無視することはできません。
インフルエンサーを起用する際には、リスクも含めた全体像を理解したうえで検討する必要があります。

以下に、TikTokの企業案件をインフルエンサーに依頼する際のデメリットを3つ解説します。

持続性が低い

TikTokでの企業案件をインフルエンサーに依頼すると、一時的にフォロワーやブランドの認知度が増えます。

しかし、他の広告と同様この効果は持続的ではなく、案件が終了した後にはフォロワーが離れたり、売上の伸びが停滞することもございます。
そのため、インフルエンサーマーケティングを利用しつつも、自社のアカウントでも新規フォロワーを引きつける投稿を継続的に行う必要があります。

インフルエンサーが炎上する可能性も

インフルエンサーは、その影響力により、良い意味でも悪い意味でも話題になりやすいのが特徴です。
もし起用したインフルエンサーが不適切な発言をしたり、炎上するような事態になった場合、それが企業のイメージダウンにつながる可能性もあります。

予測は難しいですが、リスクを抑えるためにも炎上しにくい人選が必要です。

ステルスマーケティングと誤解される可能性

ステルスマーケティング（ステマ）は、企業案件でありながらインフルエンサーがあたかも自分の意思で購入したように紹介する手法です。これが後でバレると、フォロワーから

「騙された」
「嘘だったのか」

といった反感を買う可能性があります。
今ではステマは日本でも犯罪になりますので、広告であることを明示し、誤解を生まないようにすることが重要です。

具体的には、ハッシュタグに「＃PR」「＃提供」といったものを設定するよう、インフルエンサーとの事前打ち合わせが必要となります。

案件を依頼する際にインフルエンサーをチェックするポイント

案件を依頼する際には適切にインフルエンサーのピックアップをしないと大コケする可能性も多分にございます。
以下の条件を見極め、TikTokで適切なインフルエンサーを起用するために必要なチェック項目をまとめました。

予算と一致しているか

TikTokでインフルエンサーに案件を依頼する際の費用は、そのインフルエンサーのフォロワー数と単価によって決まります。
単価はインフルエンサーにより異なりますが、一般的な相場としては2〜4円とされています。

フォロワー数が多いほど単価が高くなる傾向にあります。
メガインフルエンサーに依頼すると、それだけで認知度が大きく上がり、商品がバズる可能性も高まるため、このような相場感になっています。
例えば、フォロワー数が1万人のインフルエンサーに依頼する場合、単価が2円ならば費用は2万円になります。

同様に、フォロワー数が100万人のインフルエンサーに依頼する場合、単価が4円ならば費用は400万円となります。
これらの価格はあくまで相場であり、実際の費用はインフルエンサーの評価、ブランドとの適合性、依頼する内容など、様々な要素によって変動します。

自社の予算内で効果的に宣伝できるように、インフルエンサーの選定や人数などを考慮して選びましょう。

また、適切な価格を決定するのは難しい場合もあり、往々にしてインフルエンサーが想定している単価より低い相場で依頼をしてしまい、嫌われる場合があります。
不安ならインフルエンサーキャスティング代理店に依頼した方が無難です。

ターゲットの層とフォロワーが一致しているか

貴社が提供している製品やサービスのターゲットと一致するフォロワー層を持つインフルエンサーを選ぶことは、効果的なインフルエンサーマーケティングを実施する上で重要です。
そのためには、インフルエンサーがどのような人々をフォロワーとして持つのかは最低抑えるようにしましょう。

キーワードやハッシュタグを利用して、特定の観点から人気のインフルエンサーを探すことが可能です。例えば、「主婦」、「メイク」、「ゲーム」、「スポーツ」、「グルメ」などのキーワードで検索を行い、上位に出てくるインフルエンサーをチェックします。

そして、そのインフルエンサーの投稿内容を見て、自社の商品やサービスの魅力をうまく宣伝できるかどうかを評価します。
特定の商品やサービスについての投稿があるか、どのようなトーンやスタイルで投稿を行っているか、フォロワーからの反応はどのようなものかなど、さまざまな観点からインフルエンサーを評価します。

こうした調査を通じて、自社のターゲットと一致するインフルエンサーを見つけ、効果的なマーケティング活動を実施することができます。

フォロワーの興味関心が一致しているか

上記のターゲット層と同様に、フォロワーの興味関心にマッチしているかも重要です。
例えば貴社がグルメ系の商材を依頼する対象が「主婦」のアカウントだとしても、実際にグルメに興味を持っているかは分かりません。

どのジャンルで発信していて、ターゲットがマッチしているかはアカウントを見るだけで分かりやすいのですが、フォロワーの興味関心を確認するのは非常に難しいです。

興味関心まで注力した上でインフルエンサーのキャスティングをするならツールを使うか、インフルエンサー代理店に依頼するのが一番でしょう。
インフルエンサー代理店でもここまで見てくれるかというと曖昧なところがございます。
依頼をする際には興味関心まで見ていただくよう伝えましょう。

インフルエンサーのエンゲージメント率が高いか

エンゲージメント率は、投稿に対するユーザーの反応を示す重要な指標であり、いいね、コメント、シェアなどのアクションをベースに計算されます。
TikTokはそのエンゲージメント率が他のSNSと比較して高いという特徴があります。

エンゲージメントが高い動画がともかく伸びやすいのがTikTokの特徴です。
エンゲージメントが高いほど商品やサービスの認知度向上、ブランドイメージの向上、購入などのコンバージョンにつながる可能性が高まります。

しかし、フォロワー数が多いインフルエンサーであっても、エンゲージメント率が低ければ期待する結果が得られないこともあります。エンゲージメント率が低い人を起用しても投稿が外部に広がることはありません。

したがって、インフルエンサーを選定する際には、エンゲージメント率を確認することが重要です。具体的には、過去の投稿のいいね数、コメント数、シェア数などを調査し、それらをフォロワー数で割ることでエンゲージメント率を計算します。

TikTok案件を依頼する前に、このような分析を行い、適切なインフルエンサーを選定することがおすすめです。必要に応じてエンゲージメント率を把握できる分析ツールを活用しましょう。

TikTokでPRを依頼するには？

以下にTikTok案件をインフルエンサーに依頼する際の3つのアプローチ方法とそれぞれのメリット・デメリットを説明します。

インフルエンサーに直接依頼する

依頼したいインフルエンサーがいる場合は直接DMを送り、交渉することも可能です。
DMを送る際に明記するポイントは以下のとおりです。

• 企業名
• 取り扱う商品・サービス
• 宣伝内容の詳細
• 報酬

一括で送信していることがわかり文章だとスルーされる可能性もございます。
また、依頼金額によってはむしろ嫌われてしまう可能性も非常にあります。

インフルエンサーキャスティング会社に依頼する

多くのインフルエンサーを抱えている代理店や事務所と契約するとスムーズに話がまとまりやすいのが特徴です。

インフルエンサーの行動規範や品質管理、スケジュール管理など、個々の企業が直接行うのが困難な面をサポートしてくれます。
価格もすでに設定されているのでインフルエンサーと直接交渉する必要もなかったりとメリットばかりです。インフルエンサーの中には2日返信がないとそれだけで断る方もいたりします。

代理店や事務所を通すことでコストが増えてしまうのが唯一のデメリットでしょうか。

サイトに掲載する

また、お手軽にTikTok案件を取り扱っているアプリやサイトに出稿したい人もいるでしょう。
インフルエンサーにはおすすめな反面、インフルエンサーを起用したい人にはお勧めしません。

なぜなら、インフルエンサーの質がどうしても担保できないことが多いからです。
フォロワーが多いインフルエンサーでも登録しているケースがあり、このような場合フォロワー購入している可能性も考えられます。

例外としてフォロワー数が少ない人を一気に起用するのには成果をあげられるケースもございますので、非常に安価でもあるため、一度試してみてもいいかもしれません。自社が起用するのに一番適切な方法を模索しましょう。

まとめ

TikTokのインフルエンサーマーケティングは、そのエンターテイメント性とユーザーの関与度の高さから大きな効果をもたらすことが期待できます。

しかしその一方で、効果的な結果を出すためには正しい知識と戦略が必要となります。インフルエンサーへの依頼は、適切なターゲット選定、予算設定、そしてエンゲージメント率のチェックなどが重要なポイントとなります。

直接依頼からキャスティング会社を利用した依頼まで、方法は様々です。
選ぶべきは自社のブランドとマーケティング戦略、そしてインフルエンサーの特性に最もマッチする方法です。本記事を通じて、TikTokにおけるインフルエンサーの起用が成功することを祈っております。

弊社でもインフルエンサーのキャスティングは実施しておりますので興味がございましたらご依頼ください。